ワクチンについて
現在当院でのワクチンプログラムを
世界小動物獣医師会の最新の基準を元に
2019年度からは毎年接種ではなく、
接種と抗体検査を飼い主様に選んでいただくことになりました。
毎年体の中に異物を注射するわけですから、なるべく動物の負担をとろう!と考えての対応となります。
具体的には、今まで毎年接種しておりましたが基本的には3年に1回程度の接種となります。
接種しない他の2年間は抗体検査を実施致します。
ただし動物の生活環境によっては毎年接種するケースもございます。
例えば猫の場合、
完全室内飼育ではない、ペットホテルを利用する、多頭飼育している、保護猫を新しく迎い入れる、
などの場合は毎年接種が推奨されます。
また、ペット飼育可の賃貸住宅の場合では毎年の予防接種証明書が必要なケースもございます。
その他、多くのトリミングサロンやペットホテル、ドッグランでも同様なケースが多く、
それらを利用する場面が多い場合には
言い方は悪いかもしれませんが毎年接種された方が楽かもしれません。
そういった国内状況が全て同時に3年に1回の基準になるわけでもありませんから、
長年行ってきた毎年接種を否定するわけにもいかないのです。
当院としてはなるべく動物の負担を減らしていこうという考えのもと、
その動物とご家族の意思に合った治療、予防を選択していくことが大事と考えておりますので、
接種するのかまたは代わりに抗体検査をするのかは当院で判断致しますが、
これからは飼い主様方にも考えて選択してもらう時代になるかと思います。
詳しくはご相談ください。
また、犬の抗体価測定についてはワクチチェックという院内測定キットを使用します。
抗体検査の検査結果が出るまで約30分ほどお時間がかかるため、お急ぎの方は特にご注意ください。
詳細は製造元のホームページも参考にしていただければと思います。
https://vaccicheck.jp/about/kaihatsu-haikei/