設備
当院はあくまで1次診療施設のため、それほど大げさな機器はございません。
それでも予防手術や検査等含めての年間麻酔処置頭数は年々増えており、
(避妊、去勢、歯石除去などが8割、2割は他の手術、検査等になっており、
2018年度累計では400症例程となっております)
病気の早期発見や安全に処置を行うためにも
必要十分な設備を今後とも取り入れていく予定です。
それら機器の簡単な紹介を順次していきたいと思います。
血液生化学検査用の機械で、
肝臓や腎臓など体の中の状態を数値で表す為のものです。
とりあえず血液検査と言ったらこれです。
使用頻度はとても高く、
万一壊れたら仕事が回らなくなります。汗
血球検査用機械で、
赤血球や白血球などを数えてくれます。
こちらも非常に使用頻度は高く、
定期的なメンテナンスはかかせません。
高圧蒸気滅菌器は手術器具を滅菌する為の装置です。
その名の通り高温蒸気と高い気圧をかけて全ての菌を殺します。
移転後についに故障したため、新規に購入しました。
とても重いので大掃除以外では滅多に動かしません。
動物用内視鏡です。
異物誤飲などでは開腹手術をして4~5日入院・・・
・・・だったはずが、お腹を切ることなく除去できるので、処置当日に家に帰れます!
当院のものは管径が細く小型犬にも使えます。
生体モニター
麻酔時の心拍数や呼吸数などを監視してくれます。
医療ドラマでもよく出てきますが、
規則的に鳴っていた ピッ ピッ ピッ が、突如
ピーーーーー と鳴って焦るやつです。
この機械を使いこなせたら動物看護師としても
仕事してる実感が出たと思うでしょう。
以下製造元のホームページより抜粋
高濃度オゾンガス発生器
オゾンの殺菌能力はどんな薬剤より優れています。
しかも薬とは比較にならない程副作用の心配は低いです。
作っても数時間で分解してしまうため持ち出しが出来ませんが
院内で生成出来ればこれほど強力な味方はありません。
皮膚感染症、アレルギー疾患、腫瘍疾患、慢性疾患、疼痛緩和など幅広く使用します。
以下メーカーホームページより抜粋
オゾン療法は、20世紀初頭にドイツで研究開発され、ドイツを中心としたヨーロッパで育まれた療法です。戦前日本でも多く用いられてきたようですが、昨今、新たに注目され、その研究と応用への取組みが進んでいます。
主に自家血液療法、注腸法、皮下注射法、経皮的療法などがありますが、動物医療分野においては、注腸法やオゾン水、オゾン化オイルなどによる経皮的療法が多く用いられているようです。オゾン療法の生理作用は、オゾンが体内に取り込まれることにより血液などと反応することによって発生する酸素や生成物などセカンドメッセンジャーによるものと研究されています。
全国でオゾン療法を取り入れられる動物病院が増えており、犬・猫などのペットへの取組みはもとより、牛や馬など産業動物の分野での普及も広がりを見せています。
当院ではオゾンガス注腸法、オゾン化オイル、自家血液療法等に対応しております。
外耳道用硬性内視鏡
耳道の奥に詰まるように貯まった汚れ、本来は生えない所に生えてしまった耳の奥の毛、鼓膜手前耳道に挟まった異物などなど
外来処置では取れないような耳の中の問題を直径2ミリ以下の極細の鉗子を使用して解決します。
最近はIT技術のおかげでアイパッドなどに繋げて中の様子を見ながらの処置となるため、
機器の大きさがとても小さく便利になっています。
ただし麻酔が必要でもあり、とても繊細で時間と人手のいる処置となりますので、
処置内容は単純ですが、料金は麻酔処置と平行して行うため割高になってしまします。。。
デジタルレントゲン装置
デジタルの良いところは撮影現像のスピード感、保存性、携帯性、視認性、コストなどなど様々です。
以下工事中 m(__)m
集中入院管理システム 重症動物の回復にはかかせません
亜酸化窒素凍結ガス(クリヨペン) 体表のしこりを麻酔無しで消し去ります
超音波乳化吸引機器(ソノキュア) 癒着した臓器の剥離や骨の切削に重宝します
トノペン眼圧測定器 緑内障などの診断に有効です
電気メス 出血の少ない手術にできます
超音波検査機器 音波の力で動物に負担なく体の中が検査できます
ナノバブル&オゾン水発生装置(トリミング) 生体に無害な除菌消臭力を発揮します
酸素発生器 酸素ボンベが枯渇しても麻酔処置やICU管理などが継続使用できます。
スーパーライザー 外傷やヘルニア、関節痛、歯肉炎など多岐に効果を発揮します。