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迷い犬のお話

   

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 つい先日、通りがかりの女性が迷い犬を保護したと来院されました。黒いミニチュアダックスの女の子で数時間前に近くでゴミを漁っていたところを目撃したが、仕事が終わり帰る時にもまだウロウロしていたので捕まえてきたとのことです。

見ると愛らしい目と艶のある毛並み、歯石も少しだけしか付いておらず年齢も若そうです。寒い冬ですから放浪して数日もすれば体調を崩したりかなり汚れたりしてるはずですがそれもありません。人にも慣れているようです。お腹は空いていたのかフードを与えたら即完食でした。

引き取ることは出来ませんが一先ずお預かりとなり、翌日保護した方が迎えに来る事になりました。でも先住犬もいて相性もあるから飼えるかな…と一抹の不安を吐露されておりました。私自身もついに当院初の居候犬が誕生か?(居候猫は昔いた)と頭によぎらせておりましたが、当の本人はそんな周りの不安もよそにゲージの中でキョトンとしております。

保護された犬と言えば昔は雑種で捨て犬と決まっていましたが、今や保護される犬達もプードルやミニチュアダックスなどの人気犬種に変わってきたようです。しかしこの地で開業して早5年、経験的にも状況的にも今回はかなり近隣の迷い犬か自主的放浪犬だと思われました。

自由に解放すると事故の危険もありますのでしばらく院内で様子を見てましたが、預かって約5時間後、きゅーんと小さな声で鳴き始めたのでチャンス到来!と感じ、診察時間中でしたが院長自らリードを付けて本人任せに歩かせてみたところ、途中ですれ違う散歩中の犬たちには目もくれず、すいすいと迷いなく歩いていきます。そしてたった5~6分程歩いたアパートの一階の軒先にちょこんと座って動かなくなりました。その周囲には犬が暮らしていそうな雰囲気も感じます。軒先の窓をノックして家主が出てくると猛ダッシュで家の中に飛び込んで行きました。そして遅れて飼い主様の驚きの声。

予想はしてましたが脱走は常習犯だそうです。危険だから戸締りをしっかりするようにとマイクロチップの話をして帰りましたが、果たして聞き入れてくれるかどうか。とりあえず最悪の事態にならなくて良かったね、とホッと胸をなで下ろした瞬間でした。しかし飼い主様は歩いて5分の当病院の存在も知らなかったとのこと、もっと病院の宣伝もしておけば良かったとちょっと後悔もしました。笑

飼い主の皆さん、不測の事態に備えてマイクロチップ挿入は検討して下さいね!!

以上、初独り言でした。

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